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兄ちゃんがせわしなくビールを注いで、他の客と話している。

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6種類をチョイスするテイスティングセットを頼んだところで、
「オーナーはいる?メールして、東京から来たんだけど。」
と切り出した。。。

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。。。それにしても、どれもウマイっ!すべてウマイっ!! 本当に。

しかし、GABFで多忙を極めるこの時期に、代表の方と会うことは、
残念ながら叶わなかった。
とりあえず前出の兄ちゃんには気持ちを伝えたのだが、
「OKOK。言っとくよー。」
って感じ。
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煮え切らない思いでお土産のグラスを選んでいると、
一人の男が声をかけてきた。
「日本から?(英語)」
先ほどまでカウンターの奥、ガラス張りになった向こうでせっせと
仕込みをしていた背の高いブルワーだった。
どうやら10年以上前に交換留学で日本・群馬に来たことがあるらしい。
そこで、事情を話すと
「ブルワリーの中を見ていきなよ。」
と招き入れてくれた。(涙)

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ここの他にも仕事をしていて、週三回ほど副業(趣味?)でアシスタントブルワー
をしている Walt は、日本語はほぼ何も覚えてなく、
「ワタシハニジュウハチ。。。サイデ、ス。」くらいしか
言えなかったものの(笑)
丁寧に設備や造っているビールを説明してくれた。
カウンターに戻ると東京から持ってきたお土産の品々を見て、
とても喜んでくれ、想いはちゃんと伝えるからと固く約束してくれたのだった。

あー、これでダメでも満足満足。

スッと肩の荷が下りるのを感じると、一気にビールを飲み干し、
このアメリカの小さな町のDockを出渠(しゅっきょ)した。

つづく。。。