gn2011-2
今年も夏のお祭りが終わりました。
第三回目となった2011年のゴールデンナイツは原点回帰、ピルスナーのみのイベントとして開催。
外の営業も怒られないように、(やや)慎重に行いました。
規模縮小と言われればそうかもしれないものの、明らかなキャパオーバーだった昨年と同じような
展開はさけたかったのも事実です。
タップ数も二つ減らして、通常営業と同じ形態での運営を選択。まとめて最後にお会計というシステム。
そんな中でどのようにお祭り感を出すか、色々悩みました。
ドライドックのビールを飲みにきてくださる方々が何を求めているのかをよく考え、
まずはグラスでの提供に決めました。そして、お祭り価格全てのゴールデンビールが¥480!
外には簡易サーバーを用意。自分でビールを注げる「ゴールデンセルフタップ」と題して、
東北大震災のチャリティを行いました。
ハーベストムーン・ピルスナー → ノースライランド・ピルスナー → ロコビア・香りの生
→ みちのく福島路ビール・ピルスナー → 横浜ビール・横浜ラガー(ピルスナーでない)
→ ハーヴェストムーン・ピルスナー
と計6樽、75リッターのビールをチャリティとして、たくさんの皆さんに飲んでいただきました。
合計金額や募金の明細などは後日、あらためて報告いたします。

今回は、毎年参加しているピルスナーウルケルやハーヴェストムーン・ピルスナーをはじめ、
ドライドック初登場のブルワリーがいくつかありました。
コエドビール、妙高高原ビール、みちのく福島路ビール、あくらビールの四社とは初めての取引でした。
我々スタッフも初めて飲むビールに興奮し、また感動したものです。

では、MIG (Most Impressive Golden) 2011の発表です。
今年、最も印象に残ったゴールデンは。。。

ハーヴェストムーン・ピルスナーに決定!!!

得票差1票でピルスナーウルケルをかわしたハーヴェストムーンは第三回目にして初の受賞!
トモコねえさん、おめでとうございますヾ(=^▽^=)ノ

さて、一方で毎年恒例と化している「横浜ビール」問題。。。(参加を表明していながら、
ピルスナーを用意できない)は今年も発生し、醸造長の五條氏は「横浜ラガー(ピルスナーでない)」の
提供を持ちかけてきました。
ピルスナービールのお祭りであるため、断ろうと思ったのですが、新醸造長本人のやる気に免じて
特別に参加をOKしました。(上から目線(・◇・))
条件として、外のチャリティタップから皆さんにビールを注いでもらいました。
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来年は美味しい横浜ピルスナー待ってるよ!(*・ω・)ノ

(横浜ビール以外)全てのビールがピルスナーだった今年のゴールデンナイツですが、
少し辛口なことも書きたいと思います。
正直、全体のピルスナー完成度は低かったと言わざるを得ません。
どことは書きませんが、「この味で出していいの?」と言いたくなるピルスナーもありました。
理由はわかります。繁忙期のこの時期はラガーリングによる熟成期間に時間がとれないため、
未熟な状態での出荷になってしまいがちです。
今年は、様々な要因からビールが足りないブルワリーも多く、例年以上にタンクを
早く回転させなけば厳しい現状なのも理解できます。

しかし、あえて言わせてもらうと、なぜ暑い夏のこの時期にこのようなイベントをするのかといえば、
なんだかんだ言ったって、やっぱり夏にピルスナーは合うからです。
今後、もっともっとたくさんの人たちにクラフトビールの美味しさ・楽しさを知ってもらうためには
飲みたいときに、そこに美味しいビールが存在していることが大事なのではないか。そう思うのです。
そういう観点からすれば、横浜ビールの選択は決して間違っておらず、
勇気ある決断と言えるかもしれません(?)

とはいえ、ビールは本当に楽しいお酒です。特にピルスナーはそうだと言えるでしょう。
この二日間、大いに盛り上がり、楽しんでいただけたことと思います。
来年もやるとしたら、ぜひまたそのときにお会いしましょう。
Viva ゴールデン!
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