DOCK MASTER'S ROOM!

新橋DRY-DOCK サトウBlog(時々、KEEL'S BAR HOUSE出張)

新橋DRY-DOCK × Revelation Cat コラボプロジェクト!其の二

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イタリア人醸造家アレックスが持つクラフトビールのブランドRevelation Cat (レヴキャット)と
ドライドックのコラボレーションビールを造りたい!という夢は自分のなかで日増しに膨らんでいく。

そして、思い切ってメールしてみた。
1月にローマに行ってみるから、そのときにいっしょにビールを造らないか?と。

「WE GOTTO DO A COLLABORATION BEER!!!」

彼の返事に喜びながらも具体的に何を造ろうか。。。「日本」というキーワードを頭に入れながら、
アレックスの得意分野を取り入れ、かつ斬新でありたい。

私が提案したのは、みかんフレーバードランビック。大好きな城山ブルワリー・クラさんが
上京する際にお土産で持ってきてくた「桜島小みかんスパイス」というみかんの皮を乾燥させた
パウダーが、オレンジとも違う見事な日本的mikanフレーバーを持つ。
これをアレックスの得意なランビックにフレーバー付けしたらどうだろうか。
ヒューガルデンホワイトに代表されるベルジャンホワイトエールはオレンジピールを使い、
香りづけすることはよく知られているし、ランビックにフルーツやキャンディシュガーを
加えて加工することも一般的だ。
しかし、この二つの事象をいっしょに行ったものを聞いたことはない。

一方、アレックスの提案は日本の「杉」でウッドエイジングしたIPA!
常陸野ネストのJapanese Classic Aleという先輩がいることは承知だが、彼は彼で
インペリアルIPAをフレンチオーク、アメリカンオーク、そしてアカシアで
それぞれエイジングした「THE WOODWORK SERIES」をリリースしている。

それにしても、食品に接するような杉のウッドチップが簡単に手に入るものなのか?
そして、これらを十分満たす量を確保し、ローマに運搬できるものなのか?
それは実際にやってみなければ、ビールができてみなければわからないのだが、
できる限りのチャレンジはすべきだと強く感じた。

つづく。。。

KEEL'S BARの思い出 その4「Cocktail」

さて、今回で早くも4回目となるこの企画。
2003-07年まで新橋1丁目(銀座9丁目)で航海を続けた初代KEEL'S BARのことを振り返っています。
僕の青春でもある、この日々を振り返っていると、もちろんビールに関するあれこれ。。。とともに
創ったカクテルの思い出が色々と蘇るのです。

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                                                         @KEEL'S BAR 7th Mar. 2006

この頃のサトウはフルーツを使ったカクテル創りが大好きでした。
一杯一杯を、ひとつの作品を創るように、大切にしてきたつもりです。

このブログを読んでくださっている方々のほとんどはビール党だと思いますが、
( ビール屋の店長ブログなんだからそりゃそうだ( -д-)ノ )
KEEL'S BARでは、今も継承される大事なコンセプト「美味しいスーパードライ」を中心にして、
バランスよくカクテル、ワイン、ウィスキーなどスピリッツを提供できていたと思います。
数種類の美味しいビールがあるBAR(=様々なお酒を楽しめる場)というイメージは、
僕の個人的な理想でもあります。
(どういう意味かはご想像にお任せしますm(_ _)m)

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ピニャコラーダは、生のパイナップルを搾ったジュースに、
ココナツミルクと牛乳&砂糖を火にかけ、冷ましたものをラムと合わせていました。
正直、仕込みが大変でしたが、美味しかったなー♪

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様々な季節のフルーツの中でも「巨峰」は特に人気。

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ペルーのバーテンダー・マルティンに教えってもらった伝統のピスコサワー!
独特のクセを持つぶどうの蒸留酒・ピスコをとライム、卵白を使ったさっぱりカクテル。
日本のBARではなかなか飲める店がないっ!!もう何年も飲んでないなぁ。。。
ああ飲みたいヽ(TдT)ノ

。。。とまあ、キリがないので今日はこの辺で。

念願叶い初修行。

先日書いた新橋、ビールの名店「ビアライゼ '98」のマスター松尾師匠が、
一瞬とはいえ、とうとうドライドックのカウンターに!!!
ついにご指導賜りました。
あ〜、ありがたやm(_ _)m ありがたやm(_ _)m

ドライドックの注ぎ方とはまったく違うし、好みの問題もあるのですが、
ぜひ松尾師匠直伝の注ぎ方でもスーパードライ(マルエフ)を飲んでみてください。
ふわふわの柔らかい泡を唇で抑えながら、ウマミが引き出された黄金の液体が流れ込んできます。

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新橋DRY-DOCK × Revelation Cat コラボプロジェクト!其の一

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イタリア人ブルワー Alex Liberati氏(以下、アレックス)との出あいは昨年9月だった。
仲良くしているアメリカンクラフトビールの輸入代理店、ナガノトレーディング社が
初めてイタリアのビールを輸入するとのことで、Revelation Cat Craft Beer(以下、レヴキャット)
のことは予め知っていたし、既に注文もしていた。
レヴキャットのオーナーであるアレックスが汐留に滞在していたこともあり、ドライドックに通い、
瓶に詰めた秘蔵のランビックをたくさん持ってきてくれた。
そこで突然開かれたテイスティング会 では彼の素晴らしい知識や考え方を聞く
とても素晴らしい経験だった。
そして、彼は私のみならず、ドライドックのお客さん達ともビールによる交友を深めることになる。

この時のアレックスの目的は横浜で開催されるグレートジャパンビアフェスティバル。
国内最大のクラフトビールフェスティバルにて、彼は堪能な英語とビールに対する博識、
そして人懐っこい人柄で、たちまち日本においてもその名を知られることとなる。
彼のビールへの想い、知識、化学的考察はもちろん私が太刀打ちできるレベルではない。
そして、若くしてブラッセリーを経営し(どうやらまだ二十代)、自らのビールブランドを立ち上げ、
様々な有名醸造所とコラボレーションビールを造る行動力、
いままでにない新しいビールを造り上げる発想力と卓越した技術は、
クラフトビールの本場アメリカでも非常に高く評価されている。

二ヵ月後の11月、アレックスは段ボールいっぱいのレアビールとともに再び来日しドライドックへ。
このとき、1月下旬にローマでイタリア最大級のビアフェスを主催する旨を聞く。
日本からも二つの醸造所が参加。
「うちに泊まっていいから、ぜひ来ないか?」と声をかけてくれた。
もちろん即答はできなかったものの、ぜひ行ってみたい気持ちは日に日に増していき、
ドライドック×レヴキャットのコラボレーションビールについての構想もこのときから
だんだんと膨らみ始めたのだった。

「今、世界のクラフトビール界で話題のブルワーとのコラボ醸造が叶えば、
なんてファンタスティコなことだろう!!」

つづく。。。

年末飲んだビールたちの写真

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こうやってみたら構図がいっしょのものが多いなぁ。修行すべし!
2011年のあらたな目標なう。

KEEL'S BARの思い出 その3「テラス(外)席」

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                                                                        @KEEL'S BAR 10th Sep. 2004

KEEL'S BAR (キール'ズ バー) は、2003年6月から立ち退きで閉店する2007年4月まで
新橋1丁目(銀座9丁目とも呼ばれるエリア) にて航海を続けました。
今の新橋DRY-DOCK、そして、KEEL'S BAR HOUSE -キール'ズ バー ハウス- に
受け継がれる、我々のルーツを思い出とともにご紹介します。

当時はあまり怒られることもなく、ギンザナイン脇の道(車の通れない道路)を利用した
営業がまかり通りました。。。
そして、このテラス席では春と秋(だけ)の夜風がとても気持ちよく、人気を博したのです。
夏冬にはビニールシートで囲って、エアコンやストーブを入れるという。。。
まあそれはそれでとても雰囲気があってステキだったのだけど、夏は(結構)暑く、冬は(相当)寒いという
四季を体感できるスバラシサも持ち合わせていました。。。(;´Д`)

(この家賃ゼロスペースで15人近くを案内できたのは我々にとって相当オイシイ話しだったわけです。
もうこんな話しも無礼講ですよね???)

今となっては、このエリアの道路を使った営業は禁止になり、バイクの駐輪も取り締まられ、
ちょっと寂しくも整然とした静かな道になりました。

しっかし、このテーブルを畳んで片付けると、壁には外に向かって取り付けられたエアコンが。
知らない人が見たらそりゃ奇妙だったろうな。。。

ドライドック本日より営業!

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新年一発目の本日は、日本一を目指してますアサヒ・スーパードライをはじめ、
ハーヴェストムーンのニューイヤーピルスナーや
志賀高原や城端や富士桜やコロナドIdiot Double IPAやピッツァポートJetty IPAあたりで
スタートしそうです!

今年も楽しいビール屋になるよう、考えたり、選んだり、造ったり、がんばっていきます(*・ω・)ノ
おつきあいのほどヨロシクです!

Happy New Year! 2011!!!

あけましておめでとうございますm(_ _)m
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今年の一杯目は先日、お土産でいただいたフレッシュなビッグスウェルIPA!
マウイのポテチとともに(・∀・)つ

ドライドックは1/5(水)から営業開始!
2011年、本年もどうぞよろしくお願いいたします!!

2010年 年末のご挨拶

早いもので、今年も最終営業日を迎えました。
皆さんにとって、2010年はどのような年だったでしょうか。。。

新橋ドライドックは、まだまだ問題を抱えながらも徐々に成長を続け、6月に3周年を迎えました。
2007年に閉店した「キールズバー」という名も、今年5月にとうとう横浜・青葉台にて
復活を遂げ、新たな航海を始めることになります。
弊社にとって、とても意味のある一年になったことは間違いありません。

個人的には、様々なメディアへの対応と新機軸のイベントをいくつか設けたことにより、
非常に充実した年になったと感じております。
6月の「ダークナイト」&三周年をはじめ、当局に誓約書を書かされた「ゴールデンナイツ」、
宮崎出身オヤマによる「BIG UP! ひでじビール」や先週の「IPA X'mas」などなど、
気まぐれに色々と催してまいりました。

9月にはイタリア人ブルワー・アレックス(レヴェレーションキャット)と出あい、
そして、アメリカ・デンバーにてグレートアメリカンビアフェスティバルに参加し、
世界のビール事情に触れることができたのも、今年の素晴らしい経験です。

そして、このような素晴らしいビールの世界をひとりでも多くの方々に伝えるのが、
ドライドックの使命だと思っています。
来年2011年におきましても、オモシロイことをどんどん展開できるよう努めて参ります!

すでに我々もワクワクするようなプロジェクトが幾つか。。。
春までには公開できるはずです!どうぞお楽しみになさっていてください。

最後に、新橋DRY-DOCK 及び KEEL'S BAR HOUSE を応援してくださった
たくさんの方々に心からの感謝をお伝えして、年末のご挨拶とさせていただきます。

美味しいビールで、どうぞよい年末年始を!
カンパイ!!(*・ω・)ノ

            2010.12.28 
                                                                               新橋DRY-DOCK ドックマスター 佐藤 裕介

Sato's Best 5 BEERS in 2010

サトウが独断と偏見で今年飲んだビールの中から、お気に入りベスト5+1 を紹介します!
一切のしがらみを排除し、スタイルにもまったくこだわらず、無責任に好みと気分でセレクト。

第一位Cream Ale by Mikkeller × Revelation Cat
-クリームエール by ミッケラー×レヴキャット-
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(写真左)
クラフトビールの世界では、かの有名な二つのレーベルがコラボしたライトでホッピィな
クリームエール。やや濁りのある麦酒から漂うのは徹底的にドライホッピングしたアマリロの香り。
もちろん味にIPAほどのインパクトはないが、負けずとも劣らないアロマは見事。
こんなビールを普段飲みにできたら、なんて幸せな人生だろう。

第二位Hoss Rye Lager  by Great Divide Brewing Co.
-ホスライラガー by グレートディバイド ブルーイング-
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今年9月に訪れたデンバーのブルワリーから新橋にも届いたメルツェンスタイル、6.2%ABV。
需要増加に伴い、地元(コロラド州)を重視する方針に転換。しばらく日本では飲めなくなりそうだ。
しっかりしたモルトの甘味(かんみ)とホップの苦味(くみ)にカラメルテイストを味わえる
素晴らしいラガーの逸品。

第三位U-boat Hefeweizen by Dry Dock Brewing Co.
-ユーボート ヘーフェヴァイツェン by ドライドックブルーイング-
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アメリカにいながら、本格ドイツスタイルヴァイツェンが飲めたのがこれだった。
GABFでも定評のあるこのヴァイツェンをテイスティングしたときに、完成度の高さに感動。
アメリカンウィートエールばっか造ってると思っていた僕には意外にも新鮮な喜びでした。
輸入の話しはやや遅れてますが、来春ちょい過ぎには東京に届くことを期待。
メールしてアピールしておきます(*・ω・)ノ

第四位湘南ゴールド by サンクトガーレン ブルワリー
-Shonan Gold by Sankt Gallen Brewery-
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もちろん昨年からお気に入りだったフルーツエール。湘南ゴールドというオレンジを使った逸品です。
オレンジの爽やかな香り・味わいとホップアロマ・苦味のバランスのよさが
さらに進化している感じがします。今年はどこかで見つけると、つい頼んでしまいました。
ドライドックでも結構注文したし、ゴールデンナイツでの活躍も記しておかねばなりません。

第五位ドラゴンスプラッシュIPL by 横浜ビール
-Dragon Splash IPL by Yokohama Brewery-
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横浜ビールがプロレスシリーズと銘打ったアメリカンスタイルのビールたち。
IPLとはサンディエゴで登場した新しいスタイル。。。とはいえ、皆さんご存知のIPAのラガー版
というシンプルな発想。インディアペールラガーです。
新しいアイディアを早々に取り入れて実現してしまうところもこのブルワリーの魅力。
アメリカンホップがぷんぷん香る、キレのあるペールカラーの苦めラガー!
復活に期待!

番外編:リーフマン クリーク オンザロック@ブリュセレンシスビアフェス
-Liefmans Kriek on the rocks-
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今年は横浜で開催となったブリュセレンシス。「すがや」ブースにて提供された甘めの
リーフマン クリークに氷を浮かべて飲むオンザロックスタイルのビールが
とても美味しかったのです。
ビールに氷なんて!と言われそうだけど、マジで美味しい!!
来年は流行るかも(?)というわけで番外編にはこの一杯をチョイス!
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Profile
佐藤 裕介
◆ 札幌西高校卒
◆ 武蔵工業大学 工学部卒
モルトウィスキーが好きで
卒業旅行は単身イギリス.
レンタカーでスコットランド
14の蒸溜所へ!
◆KEEL'S BARチーフバーテンダ
フレッシュフルーツのカクテル
創りに傾倒!一方でビール注ぎの
おもしろさに目覚める.
◆新橋DRY-DOCK初代ドック長
イギリス, アイルランド
オランダ, ベルギー, ドイツ,
チェコ, アメリカを巡り
各国ビール文化を体験.
フレキシブルなビール注ぎを
目指す!

【店舗情報】
新橋DRY-DOCK
(しんばしドライドック)
〒105-0004
東京都港区新橋3-25-10(JR下)
TEL/FAX 03-5777-4755
<営業時間>
月〜金 17:00〜24:30
  土 17:00〜22:00
(土曜はフードが少ない)
<定休日>
日曜、祝日、第3土曜日

日本一美味いアサヒスーパードライを目指して「KEEL'S BAR」から進化!
隅田川ブルーイングを中心に全国から届くクラフトビールをはじめ、世界のドラフトビール、そして様々なボトルビールをお楽しみください!
2007.6.18 Open

DRY-DOCK...「乾ドック」
水のある状態で船を入渠して、海水を抜き修理するという、いわば船の休憩所。
「KEEL'S BAR号」は3年10ヵ月の第一次航海を終え、我が「DRY-DOCK」に入渠。その後、2010年に「KEEL'S BAR HOUSE」として、新たな航海を始めるべく、出渠した。
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