ドライドックとレヴキャットのコラボビールを成功させるべく動いている。
「桜島こみかんスパイス」は城山ブルワリー川添さんのご協力でゲットできそうだ。多謝!
さて、一方の難関、「杉」の木チップをいかにして手に入れるか。
日本酒の世界にも精通したビール界の重鎮に相談したところ、竹鶴酒造の"酒ゴジラ"こと石川杜氏に
声をかけていただいた。石川杜氏はドライドックにもご来店いただいたことがあり、
美味しいお酒をお土産として頂戴した。
ご紹介していただいたのは、日本で唯一?日本酒用の杉樽を造っているという
大阪のウッドワークさん。
なんとタイミングよく、一級品である「吉野杉」の新材を加工することから、木片が出るという。
新材は特に強く香りが付きすぎることもあるのだとか。
今回、ローマに持参するのにたくさんは持っていけないから逆に好都合なのかもしれない。(と楽観?)
コネを存分に使って、特別に譲ってもらえることになった。
あとはがんばってミュンヘン経由でローマまで持っていくのみ!
気合いだ(*・ω・)ノ
そして、新しいスタイルの美味しいビールが二つ出来上がることを祈ろうと思う。
石川杜氏からはこんな温かいメッセージをいただいている。
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広野さんからお話をお聞きし、大阪・堺のウッドワーク(藤井製桶所)のご主人、上芝さんに
相談してみました。
タイミング良く、13日(今日ですね)に吉野杉の新材を製材するから、そのチップなら
分けられると言ってくださいました。
渡りに船とはこのことです。
上芝さんも、こういう話は面白がってくれる人なので、面倒くさがりもせず、
引き受けてくださいました。
こういうときに、頼りになる職人さんを知っていると、本当に助かります。
杉チップを送っていただけることになって、良かったですね。
それにしても、佐藤さんは強運の持ち主だなあ。
桶屋さんは基本的に枯らした材を使うので、いつも新材があるわけではないんです。
そして、通常の桶屋さんの手持ちの材では、香りが抜けているので、香りを着けるのには
向かないそうです。
日本酒の酒樽に使う材も、伐採から3ヶ月以内に使うのが定法とのことでした。
まるで、佐藤さんがイタリアへ行くのに合わせて、新材(しかも吉野杉の一級品)のチップを
作ってくださるみたい。
この幸運があれば、ビール造りもきっとうまくいくに違いありません。
作り立てホヤホヤのチップをイタリアへ持って行って樽の香がするビールを造るとは、
聞くだけでも興奮しますね。
チップを漬け込むのは、樽に入れるよりも香りがよく着くので、香りが着きすぎないように
見極めるのがポイントになると思います。
日本酒の場合でも、あまり新樽に長くお酒を入れておくと、木香が強すぎて飲みにくくなります。
仄かに杉の香りが楽しめるビールが生まれることを祈っております。
では、後日談を楽しみにしております。
どうか、ご無事で有意義なイタリアツアーになりますように。
竹鶴酒造株式会社 杜氏 石川達也
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サトウ感動(涙)
つづく。。。
そして本やお話でしか伺ったことしかない石川杜氏の心温まる協力。
佐藤さんの幸運を引き寄せた情熱。
新しいビール、私も楽しみにしています!
またドライドッグで呑めるのを楽しみにしています!
体に気をつけて頑張って下さい!