マリーノから戻ると、Brasserie 4:20は最も忙しい週末の夜を迎えていた。
このパワーには圧倒される。これが本当にワインの国か!?
このあと、さらに店内はごった返し、立っているスペースすらなくなったので、
GADDS'のエディ夫妻と三人で屋上の寒空テラスに移動した。
ブルワーとの対話は日本であろうが、外国であろうが、いつもとても興味深く、そして楽しい。
「大事なことは美味しいビール造ることだよ。そしたらみんながハッピーになるでしょ?」
by エディ
彼らは『明日もローマを観光するから』とホテルに戻っていった。
カウンターに降りていくと、アレックスが新たに一人のビアギークを紹介してくれた。
なんでもホームブルワー(家で自家醸造をしている人)ならぬホームブレンダーだという。
ホームブレンダーって?
(どちらかというとピンが女性にあっている。。。が手前がウリ氏)
要は、ランビックを樽ごと色々と買ってきて、自分でブレンドして楽しむ方だそうな。
かなりマニアックなこのドイツ人・ウリは、アレックスに会いにローマまで遊びに来ていた。
アレックスも一目置いているこのランビック先生は、最近まであった12のランビック醸造所
の原酒を全てブレンドしてボトリングしてしまうようなちょっとクレイジーなヒト。
Calvados Barrel Aged Lambic from Boon 2yo
カルヴァドス(りんごのブランデー)バレル(樽)熟成のBoonランビック二年もの。
3 fonteinen Oude Geuze 2008
ドゥリーフォンテネン・オードグーズ 2008年
貴重なランビックをたくさん楽しみながら、
いよいよ始まる桜島こみかんランビックの仕込みに向けて、アドバイスをもらった。
ちなみに彼は私のことを「カミカゼ、カミカゼ!」と呼んでいた。。。
つづく。。。