Revelation Cat Craft Brewing (以下、レヴキャット) はアレックスのビールブランドだが、
実は彼、まだブルワリーを持っていない。
イングランドのガッズ(GADDS')、オランダのデ・モーレン(De Molen)で
レヴキャットレーベルのビールを造ったり、
デンマークのミッケラー(Mikkeller)とコラボレして、斬新なビールを世に送り出している。

IMPEX BEER -インペックスビア-
http://www.impexbeer.com/
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そんな彼は、IMPEX BEERという名でディストリビューターとしても活躍。
写真の旧ワイン倉庫をビール倉庫にしてしまった。P1288133
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そして、倉庫のこの部分は新たにブルワリーとして動き出すことになっている。
それもカリフォルニアの人気ブルワリー、ポートブルーイングと共同出資で立ち上げるとのこと。
名前はまだ決まっていないが、なんとも期待せずにはいられないビッグプロジェクトだ!
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奥には、たくさんのヴィンテージランビックやスタウトが (カビだらけで) 眠るビール洞窟が。。。
安定的な温度と湿度はセラーとして最適。
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さらにもう一つ、注目すべきエリアが今回の目的であるランビックを管理する貯蔵庫。
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こちらはしっかり空調が管理されており、25ほどの木樽が並んでいる。
しかし、通常のランビック醸造所と違うのは、様々な種類の樽があることだろう。
例えば、スコッチシングルモルトの中でもピーティでスモーキーなラフロイグの空樽で寝かせている
ランビックがあったり、フランスの白ワインやピニュー(フォーティファイドワインの一種・甘口)、
スペインのシェリー、マルティニークのラムやアメリカのバーボン樽が並んでいる。
ちなみにラフロイグの空樽は元々バーボン樽だから、バーボン→ラフロイグ→ランビックと
樽を使い回すことになる。

スコットランドを巡ると、このように様々な酒樽を使い、そのフレーバーをウィスキーにつける
カスクマネージメントをしている蒸留所やボトラーズは少なくない。
しかし、ビールの世界、特にランビックの世界ではとても斬新だ。

さあ、いよいよこの中から原酒を選別・ブレンドし、桜島こみかんの皮パウダーを
漬け込むことになる。

つづく。。。