ここ最近、スーパー・コンビニのビール売り場の一角に堂々と並ぶノンアルコールビール。
サトウは買う機会が非常に多い。
先日、ウォールストリートジャーナル アジアの記事にコメントしたのもこの手のお話だった。

The Wall Street Jounal Asia "Kirin Tries Sober Pitch"

http://online.wsj.com/article/SB10001424052748703386704576186193168106416.html?mod=WSJASIA_hps_MIDDLEThirdNews

いまも冷蔵庫に3本入っている。
がんばって、休肝日を作ろうとしているサトウ的には常に入れておきたい。
なぜか若干の罪悪感を感じながらも、朝だろうが、仕事前だろうが、ちょっと喉が渇いたときなら、
すぐにプシュっとやる。
ひとつの大きなマーケットになっているゴルフ場でも、多分に漏れずよく飲む。
車の運転がある場合はもちろん、昼時にガブガブたくさん飲んでも午後のスコアが崩れることがない。
まあ崩れるほどいいスコアを出したこともないが。。。

味に関しては賛否両論だろう。
まず大きくわけると、アルコールが1%未満でありながらも少量含まれるものと、
完全にゼロ(0.00%未満)のものとにわけられる。
前者は酵母による発酵を行っているので、アルコールを完全に排除できない。
味わいとしては風味やコクを楽しめるが、飲酒運転基準に引っかかる可能性もある。
最近の流行は後者の方で、アルコールをまったく含まない製品を各社が出し始めた。
発酵特有の風味は香料などを用いて再現している。
昨年、日経プラス1一面、なんでもランキング「ノンアルコールビール」にテイスターとして、
参加したときに感じたことだが、個人的にはこの二つは別ものとして考えたい。
アルコール含有と味わい(風味)の大きな違いからだ。同じ土俵では比べられないかなと思う。
うまく飲み分けてつきあっていくといいだろう。
ただ、日本の技術をナメてはいけない。きっとどんどん美味しくなっていくはずだ。

とはいえ、「喉の渇きを潤すためのビール」であれば、その代りは十分にこなす。
かつカロリーまでゼロなんてありがたい。
ビール屋だから、発泡酒や第三のビールやノンアルコールビールなんて飲まないと思われがちだが、
このようなものは必ずチェックしたいし、美味しければ買っていきたい。
そこに妙なポリシーなどまったくをもってない。
最後に消費者として不満と言えば、値段はちょっと高い。
日本のビールや発泡酒の値段が高いのは税金ではなかったか?と思ってしまう。
研究開発費や、未成年者が買いにくい値段設定とかいろいろあるのだろうが、
350ml缶で¥145とかだから、発泡酒と同じくらい。
もうちょっと安いと嬉しいなぁ。。。

ビアテイスト我が家で試飲