ゴールデンウィークに茨城の木内酒造(常陸野ネストビール)を訪れ、
あーだこーだとレシピを練り、友人達とがんばって(たっぷり飲酒しながら) 仕込んできた
オリジナルのビール2種がとうとうできあがってきた。
http://lordyuskesato.ldblog.jp/archives/51709257.html

ということで、さっそく皆で集まり開栓パーティ♪
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男性チームによる「Men's Ale - メンズエール」は樽詰めにしてもらい、オンタップにて!!
果たして、このペールエールの出来映えは!?
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満場一致で...「ウマイ!」
ここまで良い出来に仕上がったのは初めてかもしれない。カスケードとハラタウのホップアロマは
確かにブルックリンを思わす爽やかさと華やかさだ。
シンプルなペールエールを目指し、そこにアメリカンホップのアロマを強めに乗せようと
デザインされたこのエールは、あまり苦味値を上げずに狙い通りの飲みやすさを実現した。
かつ、見事にバランスのとれた味わいとフレーバー。サトウ的に大満足だ。(これなら売れると思った)
アメリカンホップの魅力に取り憑かれているサトウにとって、あまりビールに詳しくない友人が、
(テキトーに?いや彼にとってはインスピレーションを感じたのだろうか?) 提案したハラタウという
ドイツホップのチョイスは新鮮だったし、これがかの有名な知られたコンビネーションだったことを
今後も知らずにいたかもしれない。。。僕はブルワーではないので。これはひとつの発見だった。

さて、もう一つのビールはベルジャンホワイトをベースにグラニュー糖だけで梅のエキスを抽出した
「梅ジュース(シロップ)」とその実を加えて発酵させたややアルコール高め(になってしまった)
Imperial Belgian UME White Ale - インペリアルベルジャン梅ホワイトエール
とでもいおうか。(ながっ!)
酵母投入前の糖度から推測されるアルコール度数は7%だった。
ポイントは二つ。梅の香りが煮沸によってどれだけ飛ばずに残ってくれているか。
そして、梅が持つ酸味がどのように味わいに影響するのかということ。
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まずはグラスを鼻に近づける。。。すると、なんとワンダフルなアロマ!!!
確かにそこには"梅"の香りが存在している。そこにベルジャンホワイトのなんともフルーティな
エステルが包み込むようなアロマだ。
口に含むとその柔らかい印象は少し変わる。スパイシーなフレーバーと日本酒の吟醸香のような感覚。
そして、梅の実を割って「核」の部分を煮沸釜に投入したことを思い出させてくれる
ナッティなアマレットのヒントと小さな渋み。
ハイアルコールをあまり感じないのは、先に述べたような酸味が影響しているものと思われる。
十分美味しく、既に楽しむ事のできるビールに仕上がったが、
ちょっと若い印象だったので、もう少し寝かせてみたい。
こちらをボトル詰めにしたのは、そういう変化を楽しめそうだから。
3ヵ月から半年置いてみてからまた開けてみよう♪
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今回は、プライベートでいつも遊んでいる友人たちと考え、造ったビールということもあり、
とても楽しい企画となった。ビールを楽しむ一つの形として皆さんにもぜひオススメしたいと思う。
別にここの回し者でもなんでもないけど、質問でも相談でもサトウに聞きたい事があれば
お気軽にどうぞ。

木内酒造「手造りビール工房」
http://www.kodawari.cc/
〒311-0133 茨城県那珂市鴻巣1257
TEL:029-298-0105