DOCK MASTER'S ROOM!

新橋DRY-DOCK サトウBlog(時々、KEEL'S BAR HOUSE出張)

Denver & NYC Trip '10

Great American Beer Trip 其の七「NYC 巡り2」

週末中にブルックリンを訪れることはできなかった。
というのも、かの有名なブルックリンブルワリーは金曜から日曜日の週末のみ
一般向けに開放している。
残念だが、その地を踏むことだけはしておこうと駅に向かう。

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グランドセントラルターミナル

雨男返上。この旅、天気には恵まれた。
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忙しそうに仕事をしていたが、写真だけ撮らせてー!とお願いし所内へ。
次回は週末に来ようと決意。

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行く途中にいくつかのビアパブがあったので、帰りに寄ってみる。

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ちょっと怖いロックな店主と2人の客。。。シーンとした店内。居心地がいいとは言えなかったが
ビールの種類や店内を飾る数々のグッズは素晴らしい。

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Brooklyn Detonation Ale - Imperial IPA - 10.2% ABV

昼からこんなものを飲んでしまったら、酔う。さすがに。
せっかくブルックリンにいるんだからブルックリンブルワリーのものをと思ったら、
これしかなかったのだ。。。


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ブルックリンブリッジを渡り、WTCに着くころには夕暮れ時。

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感慨深い。

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エンパイアステートビルより

マンハッタンに4店舗ほど展開するシャレたブルワリーパブがある。
エンパイアの下にあるのは、
Heartland Brewery and Rotisserie
www.heartlandbrewery.com/
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様々な種類のビールを造っており、まずは。。。というかこれで相当満足だが、
テイスティングセット。
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どれもかなりのレベル!美味い。
ビールの旅なので、リポートも載せようかな。(一応仕事らしく)
手前右より右回りに

Indian River Light Ale
Cornhusker Lager
Harvest Wheat Beer
Indiana Pale Ale
Red Rooster Ale
Farmer Jon's Oatmeal Stout
(たしか) Smiling Pumpkin Ale (中左)
Summertime Apricot Ale(中右)

さて、印象に残ったのは、Indian River Light Ale!
オレンジ、コリアンダーなどで香味付けするのはヒューガルデンなんかもいっしょだが、
よりライトな仕上げ。アルコールも3.9%、カロリーもオフなんだそう。
ただ、そんなことよりも、すっきりクリアでクリーンなテイスト。爽やかなオレンジの香りが
特徴的で、フィニッシュにコリアンダーのスパイシーさがピリッと。
この旅では、アメリカンペールエールやIPAを飲むことが多かったせいかもしれないが、
このライトで爽やかな味わいは、とても新鮮でお気に入りとなった。

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ビールも美味しく、雰囲気もよい。この旅、最後の夜を素敵に彩ってくれた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

翌朝は5時に起きて、ラガーディア空港からシカゴ・オヘア空港を経由して成田へ。
とうとう帰路に。
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とはいえ、これでは終わらない!

最後のビールは乗り換えのオヘアで。
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Goose Island Honker's Ale - English Style Bitter - 4.2% ABV, 30 IBU's
「クワッ、クワッ」って感じ?なかなか有名なシカゴのグースアイランドのビール。
一応現地で飲んだことになるのだろうか。いつかはこの街にも来たい。

朝からパイントを空けると、機内ではグッスリ寝ていた。
(いつものことか)

13時間の飛行を終えて、成田へ到着すると、
旅の前にはまだ夏の余韻があった東京が、すっかり肌寒い秋に変わっていた雨の祝日だった。


終わり

Great American Beer Trip 其の六「NYC 巡り」

自由の女神を後にして、まずはじめに向かったのが、
ニューヨークのベストビアバーと呼び声の高い
Blind Tiger
-ブラインド タイガー-
http://www.blindtigeralehouse.com/
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Greenwich Village(グリニッチ ヴィレッジ)にあるこのビアバーは
年中無休、朝11時半から翌朝4時まで営業。
日曜日の昼間に行ったのだが、観光客(自分含め)、ビアギーク(Beer Geek=ビールオタク)、
本や新聞を読む地元っ子などで、とても賑わっていた。

無性に飲みたくなったピルスナーがあるか聞くと、Pennsylvania Brewing Co. Penn Pilsner を
勧められオーダー。
その他、Brooklyn Wheat や Sierra Nevada Pale Ale、Anchor Liberty Aleを。
食事はこれまた無性に食べたくなった野菜とバッファローウィングチキン。やっぱボリュームあるなぁ。
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続いて、こちらも有名な店らしい。"A beer lover's Paradise" by Newsday
The Ginger Man
-ジンジャーマン-
http://www.gingerman-ny.com/
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まだ食べ足りない野菜。。。ここではホットドッグも食べた。
ビールはコロラドの Oskar Blues Dale's Pale
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明るくて、窓も開けっ放しのブラインドタイガーと比べると、
落ち着いた大人の印象。カッコいい!

Great American Beer Trip 其の五「ニューヨークへ!そして。。。」

デンバー空港から、未だ訪れたことのないアメリカ東海岸へ向かう。
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ちょっとしたドキドキ感。寝れない。。。
。。。ということもなく、機内にいた約4時間はほぼ爆睡。
飛ぶ前から降りる直前までず〜っと寝ていた。。。

さあ、大都会・ニューヨークの人たちはどんなビールライフを送っているのだろうか?
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とはいえ、デンバーではあまり美味しいものを食べていない。ピザとかメキシカンとか。
ということでアメリカらしい料理を食べに行くことにした。

Smith & Wollensky Steak House
http://www.smithandwollensky.com/new_york.htm
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ステーキ屋です。雰囲気はいい感じ。重厚感アリ。
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ここでももちろんビールを頼む。
オリジナルで造ってもらってるらしい?ドラフトのアメリカンペールエール。
(あんま聞き取れなかった)
普通に美味しい。
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ステーキはガッツリ表面を焦がして焼かれる。アメリカ堪能。
(暗くてブレブレの写真。ISO感度をAUTOにしていたが、高く設定すべきだった。。。残念)

前日の疲れや時差ボケもあってか、ガッツリ頼みすぎたか、ビール一杯とワイン一杯で
「今日はちょっともう飲めません。ごめんなさい。」という感じに。

ホテルに帰って、また寝た。

翌日は朝から「自由の女神」
う〜ん、アメリカ堪能。
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っとここで、ある人物よりメールが。
なんとコロラドで会えなかったドライドックブルーイングのオーナー・Kevinからだ!

ブルワリーで会えなかったことのお詫び、ギフトのお礼、そして、こんなメッセージが添えられていた。

「自分たちはとても小さなブルワリーであるけれども、東京への輸出にトライすることに
とても興味をもっており、新橋DRY-DOCKでそれを出すことができるはずです。
今後、数ヶ月の間に以下のビールが用意できることになると思います。

Breakwater Pale
Enterprise IPA
HMS Victory ESB
HMS Bounty Old Ale
Seven Seas Double IPA
U-boat Hefeweizen
Paragon Apricot Blonde
Vanilla Porter

これに加えて、私たちは様々なシーズナルリリースもあります。
このような機会を推し進めること、そしてあなたのBarに訪れることを楽しみにしています。
Cheers, Kevin」

正直、今回は難しいだろうと諦めかけていたので、突然のメールにテンションは最高潮!
急いで感謝のメールを返信し、その後はルンルン気分でビール屋を巡る。

つづく。。。

Great American Beer Trip 其の四「Great Divide Brewing Co.」

コロラドのドックを出ると、次の醸造所へ向かう。
デンバー中心部から歩いて10分ほどのローカルブルワー、

Great Divide Brewing Co.
-グレートディバイド ブルーイング-
http://www.greatdivide.com/
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ドライドックでも(新橋のねw) たびたび登場のこのブルワリー。
バランスの取れた味わいと多彩なラインナップで日本でも人気だ。

以前も書いたが、素晴らしいマーケティングと細かなサービスからも
スタッフの人柄のよさを感じる。

さて、そんなブルワリーにいよいよ訪れよう!
実は今回の旅の楽しみだった。

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さすがタップルームだけあって、バシバシテイスティングさせてくれる。(タダ!)
クレイモア・スコッティッシュエール(手前)とランブル・オークエイジドIPA(奥)

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だんだん申しわけなくなってきて、「コレに決めた!」と注文。
東京のビール屋に勤めており、ココのビールを出してる旨を伝え、
お土産のコースターやグラス、日本のビールを渡すと
とっても喜んでくれた!
ここからさらにどんどんテイスティングサンプルが出てきて、
あーだこーだ教えてくれる。
ランブル・オークエイジドIPAのノーマルバージョンと
ハンドポンプによるカスクバージョンを並べてくれたりとか
ビールマニアにはタマラナイ!
そして、相当酔っぱらうことになるのだが、親切なおもてなしに
気分はとてもよかった。
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自由に出入りできる工場内を抜けると、
タンクが並ぶ中庭のようなスペースに出る。

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そこでは、皆楽しげにBBQのハンバーガーを頬張りながら
ビールを楽しんでいた。

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明日は10時過ぎの便でニューヨークへ移動。
名残惜しかったが、このくらいでデンバーの夜を後にすることにしよう。

つづく。。。

*追記 ただいまこのコロラド州・グレートディバイドブルーイング
「ヘラクレス ダブルIPA」「クレイモア スコッチエール」樽詰め
がドライドック(新橋のね:しつこい)に来てます。
来週は「ランブルオークエイジドIPA」「タイタンIPA」「ホス ライラガー」
の三樽が届きます。お楽しみに!

Great American Beer Trip 其の三 「どうなる?Dry Dock Brweing Co.」

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兄ちゃんがせわしなくビールを注いで、他の客と話している。

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6種類をチョイスするテイスティングセットを頼んだところで、
「オーナーはいる?メールして、東京から来たんだけど。」
と切り出した。。。

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。。。それにしても、どれもウマイっ!すべてウマイっ!! 本当に。

しかし、GABFで多忙を極めるこの時期に、代表の方と会うことは、
残念ながら叶わなかった。
とりあえず前出の兄ちゃんには気持ちを伝えたのだが、
「OKOK。言っとくよー。」
って感じ。
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煮え切らない思いでお土産のグラスを選んでいると、
一人の男が声をかけてきた。
「日本から?(英語)」
先ほどまでカウンターの奥、ガラス張りになった向こうでせっせと
仕込みをしていた背の高いブルワーだった。
どうやら10年以上前に交換留学で日本・群馬に来たことがあるらしい。
そこで、事情を話すと
「ブルワリーの中を見ていきなよ。」
と招き入れてくれた。(涙)

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ここの他にも仕事をしていて、週三回ほど副業(趣味?)でアシスタントブルワー
をしている Walt は、日本語はほぼ何も覚えてなく、
「ワタシハニジュウハチ。。。サイデ、ス。」くらいしか
言えなかったものの(笑)
丁寧に設備や造っているビールを説明してくれた。
カウンターに戻ると東京から持ってきたお土産の品々を見て、
とても喜んでくれ、想いはちゃんと伝えるからと固く約束してくれたのだった。

あー、これでダメでも満足満足。

スッと肩の荷が下りるのを感じると、一気にビールを飲み干し、
このアメリカの小さな町のDockを出渠(しゅっきょ)した。

つづく。。。

Great American Beer Trip 其のニ 「突撃!Dry Dock Brweing Co.」

さて、初日は家から20時間かけて、デンバーのホテルに着いたのは夕方6時。
ソッコーでビアフェスになだれ込み、ビアバーに流れたため、
まあ、次の日はやや遅めのスタートでもよいかと。
幸いにも本日の目的地は正午のオープン。
ブレックファーストがギリの時間まで寝たるぅー!

ということで、昨日のGABFに続き、今回の旅の大きな目的の一つ
であったのが、DRY DOCK -ドライドックという
我々と同じ名前を持つブルワリーに訪れることだった。

Dry Dock Brweing Co.
-ドライドックルーイング-

http://www.drydockbrewing.com/
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デンバーの隣町オーロラにあるこのブルワリーは、コロラド州から
外には出したことがないという、
小さな町にたった一つのビール醸造所。
The Brew Hut というホームブルーショップ(アメリカでは合法な家庭での
自家醸造用材料や器具を販売している)の姉妹事業として、
2005年10月に設立。まだ5年と新しく、そして規模もコロラド州で
もっとも小さい醸造所に挙げられる。

にも関わらず!実力は折り紙付き。
記憶に新しい昨年のGABF2009(グレートアメリカンビアフェスティバル)
Small Brewing Company of the Year 受賞は驚きだった。
各ビールのレベルも高く、GABFやWorld Beer Cup(ワールドビアカップ)にて、
アルト、ヴァイツェン、ESB、スコッティッシュエールなどが、
賞を獲得している。

では、ただ、ここに来ることだけが目的なのか?
もちろんそんなことはありえない。

コロラドでしか飲めないアメリカのドライドックビールを
東京のドライドックで飲めるようにすることが目的なのだ!

しかし、正直ダメモトもいいとこだ。
渡米数日前にオーナーに送ったメールの返事はなく、
東京から友人が電話してくれても、反応薄。。。
まあ、今思えば、一年で最も忙しい時期(GABF+5周年)に重なって
いたため当然だったかもしれない。

まあ、ダメなら仕方ない。ただ、想いだけは伝えたい。

名刺、ドライドックのグラス、ポストカード、コースター、
ゴールデンナイツのTシャツ、ジャパンビアタイムズvol1-3、
そして、サトウ秘蔵のジャパニーズクラフトビールなど
ウザイくらい数々の手みやげを携え、
ビールを飲みながら話しを切り出すタイミングを計った。

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つづく。。。

Great American Beer Trip 其の一「GABF2010」

9/16から一週間、新橋での仕事を休んでアメリカに行っていた。
この時期、日本からもコロラド州デンバーに向かう人は少なくない。
皆の目的はGABFだ。(たぶん)

Great American Beer Festival
-グレートアメリカンビアフェスティバル-
http://www.greatamericanbeerfestival.com/
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アメリカ全土450醸造所から2000種以上のビールが集う
世界最大規模のビール祭りである。

成田を16:10に出るはずだったUA838便は一時間半遅れて
サンフランシスコに向かったのだが、まあ仕方ない。
焦っても飛行機が早く着くわけじゃない。ビールを飲もう。。。

今回の旅、総じて天気には恵まれた。雨男にしては珍しく毎日好天だ。
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デンバーの空港に3時間遅れで到着すると、太陽は西に傾いていた。
タクシーでデンバー中心部へ急ぐ。
遠くに見えるのはグレートディバイド・ロッキー山脈か。

ホテルにチェックインしてから、18:30に歩いて会場に向かう。
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この三日間のために、世界各地からヒトが集まる。
ホテルはどこも満室。エチオピア出身だというタクシードライバーも
一番の繁忙期だと言っていた。
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マウイのGarrettに一年半ぶりの再会!
忙しそうにしてたけど、丁寧に対応してくれた。
彼がブラックピルスナースタイルと呼んでいた
「Drag Leg Lager」ウマかった!!

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この地での大きな目的は二つ。

GABFに参加する事。
DRY DOCK BREWING CO. に訪れ、交渉する事。

コロラドのドライドックにしっかりロックオンしたところで、
GABF初日はそろそろおしまいの時間。

Falling Rockという素晴らしいビール屋があるとのことで訪れた。P9172946
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こちらもスゴイ人の数。溢れかえっていた。
時差ボケ全開+GABF酔いで、ここではグリーンフラッシュを
1パイントが限界。。。

外はテラス風、一階はバーとラウンジ風、地下にはビリヤードまであり
いろんな顔を持つ、とても雰囲気のよいビール屋だった。
こんな店をやってみたい、素直にそう思った。
(まあ、東京じゃムリか。。。)
Twitter
Profile
佐藤 裕介
◆ 札幌西高校卒
◆ 武蔵工業大学 工学部卒
モルトウィスキーが好きで
卒業旅行は単身イギリス.
レンタカーでスコットランド
14の蒸溜所へ!
◆KEEL'S BARチーフバーテンダ
フレッシュフルーツのカクテル
創りに傾倒!一方でビール注ぎの
おもしろさに目覚める.
◆新橋DRY-DOCK初代ドック長
イギリス, アイルランド
オランダ, ベルギー, ドイツ,
チェコ, アメリカを巡り
各国ビール文化を体験.
フレキシブルなビール注ぎを
目指す!

【店舗情報】
新橋DRY-DOCK
(しんばしドライドック)
〒105-0004
東京都港区新橋3-25-10(JR下)
TEL/FAX 03-5777-4755
<営業時間>
月〜金 17:00〜24:30
  土 17:00〜22:00
(土曜はフードが少ない)
<定休日>
日曜、祝日、第3土曜日

日本一美味いアサヒスーパードライを目指して「KEEL'S BAR」から進化!
隅田川ブルーイングを中心に全国から届くクラフトビールをはじめ、世界のドラフトビール、そして様々なボトルビールをお楽しみください!
2007.6.18 Open

DRY-DOCK...「乾ドック」
水のある状態で船を入渠して、海水を抜き修理するという、いわば船の休憩所。
「KEEL'S BAR号」は3年10ヵ月の第一次航海を終え、我が「DRY-DOCK」に入渠。その後、2010年に「KEEL'S BAR HOUSE」として、新たな航海を始めるべく、出渠した。
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